Binance(バイナンス)は、日本語に対応した海外の仮想通貨取引所で、世界有数の仮想通貨取扱量をほこります。
ところが、Binanceで出金制限をかけられたという話がよく聞かれます。
この記事では、Binanceの出金制限の内容と解除方法について説明します。
Binanceの出金制限の内容と解除方法
Binanceの出金制限の内容
まず、Binanceでは日本円の出金には対応していません。
そのため、取引の結果で得ることができた仮想通貨を日本円にするには、Binanceから仮想通貨を国内の仮想通貨取引所に出金した後、現金化する必要があります。
日本円以外の法定通貨、例えば米ドルやユーロなどは、出金することが可能です。
出金可能な仮想通貨の種類は、200種類以上と非常に豊富ですが、仮想通貨ごとに最低出金額や手数料が異なります。
Binanceでは、アカウント登録するだけでも取引や入出金が可能ですが、その時点での出金上限額は1日あたり2BTCまでです。
Binanceの出金制限の解除方法
この出金制限を解除するためには、本人確認の手続きを行う必要があります。
本人確認
ページ上部の人型のアイコンをクリックし、「身分証明」をクリックします。
個人認証の画面で、最初は「ベーシック」となっていますが、これを「インターミディエイト」もしくは「アドバンス」にアップグレードすると、出金限度額が100BTCにまで増額されます。
まずはベーシックの認証で、名前・生年月日・住所を入力します。
次に、インターミディエイトの認証で、パスポートもしくは運転免許証の画像データ等をアップロードすると、出金限度額が解除されます。
本人確認をしても、出金ができない場合
セキュリティの都合
その他にも、セキュリティの都合上、出金が一時停止されることがあります。
まず、パスワードの変更、もしくはGoogle認証やSMS認証を無効化した場合、24時間は出金できない可能性があります。
また、Google認証やSMS認証のリセット、メールアドレスの変更後には48時間出金できないことがあります。
これらの出金の一時停止は、停止期間が経過すると再開できます。
アカウントに異常な活動が検出
アカウントに異常な活動が検出された場合、出金が制限されることがあります。
その場合は、アカウントにメッセージによる警告が表示されるため、警告文をクリックし、本人確認手続きをすることで出金制限が解除されます。
本人確認をまだしていないかたは、その時に本人確認手続きを行う必要があります。
本人確認後、顔認証ページによる顔認証が行われ、承認されると出金できるようになります。
万が一、本人確認や顔認証が承認されない場合、「出金控訴」ボタンをクリックし、出金再開に必要な書類をアップロードすることにより、出金を再開させることができます。
それでも解決しない場合は、Binanceのカスタマーセンターに問い合わせましょう。
アカウントの反映に時間がかかっている場合
出金手続きを正常に行ったにも関わらず、出金が反映されない場合は、出金制限ではなくアカウントの反映に時間がかかっている可能性が考えられます。
Binanceでの出金手続きが正常に行われていても、仮想通貨の種類に応じてブロックチェーンの認証等に時間がかかることがあり、さらに仮想通貨を送付する取引所やウォレットに入金するという段階を経ます。
特に、ネットワーク認証には時間がかかることがあるため、確認したい場合は出金のトランザクションIDを確認しましょう。
トランザクションIDは、取引履歴より確認でき、承認の進捗状況などを知ることが可能です。
まとめ
Binanceの出金制限の内容と解除方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- Binanceは最初、1日あたり2BTCの出金制限があるが、本人確認書類の提出で100BTCまで出金制限を引き上げることができる
- セキュリティの都合等により、出金制限されることがある
- アカウントに異常があると判断された場合、顔認証による本人確認を求められることがある
Binanceには、1日あたり2BTCの出金制限があり、それ以上の出金をしたいかたは本人確認のため、個人情報の入力および本人確認書類の提出をすることにより、出金制限を100BTCまで引き上げることが可能です。
認証方法の変更などを行った場合には、セキュリティの都合上24時間もしくは48時間の出金制限をされることがあり、これらは制限期間が解除されない限り出金できません。
Binance側が、アカウントに異常があると判断した場合にも出金制限され、顔認証による本人確認を求められることがあります。
出金制限が解除されない場合、出金控訴するか、カスタマーセンターに問い合わせましょう。