バイナンスコイン(Binance Coin)は、2021年に入って急激に価値を高めた仮想通貨です。
とはいえ、どこで手に入れ、どのように利用したら良いかわからないかたも多いでしょう。
この記事では、バイナンスコイン(Binance Coin)のしくみと特徴、取引できる取引所を紹介します。
バイナンスコイン(Binance Coin)の仕組みと特徴、取引できる取引所
バイナンスコインは、世界最大手クラスの仮想通貨取引所「バイナンス」のICOトークンです。
通貨の単位は「BNB」です。
バイナンスは、取り扱う仮想通貨の数がとても多く、日本人にも利用者が多いです。
バイナンス設立当初、日本語に対応していた時期がありましたが、金融庁からの圧力が原因で、一時期日本語表記が消えました。
その後、2020年6月に再度日本語に対応しはじめ、現在では日本語で利用できます。
ただし、バイナンスに日本円を入金することはできないためバイナンスコインを日本円で購入する場合は、クレジットカードやその他の決済サービスを利用しましょう。
バイナンスコインは、元々はイーサリアムで作成されたトークンの一つです。
そして、バイナンスコインをバイナンスで使うことによって、取引手数料が割引され、両替もできます。
バイナンス自体が、他の仮想通貨取引所と比較して安い手数料ですが、バイナンスコインを使うとさらに手数料が割引され、とてもお得です。
さらに、通常は仮想通貨の取引を行うと少額の仮想通貨が残ってしまいますが、バイナンスでは0.001BTC以下の少額の仮想通貨をバイナンスコインに両替してくれるため、無駄を省くことができます。
バイナンスコインが価値を高めている理由の一つに、バイナンスがバイナンスコインを定期的にバーンしていることが挙げられます。
具体的には、バイナンスが四半期ごとに利益の20%を買い戻し、その分のバイナンスコインをバーン、つまり破棄しているため、希少価値が高まります。
バイナンスコインは、すでに発行上限の2億枚を発行済みで、最終的には半数をバーンする予定のようです。
もう一つ、2020年に入って分散型金融ネットワーク(DeFi)が注目を集めはじめたことも、注目に値します。
DeFiにより取引が分散化され、その結果として、より多様で柔軟な取引が可能になると期待されています。
原則として、バイナンスコインはバイナンスのみで利用する仮想通貨のため、万が一バイナンスが破産するなどの事態が起これば、その価値を失ってしまいます。
今のところ、バイナンスの経営は安定しているためその心配は杞憂でしょうが、過去にも世界最大手クラスの仮想通貨取引所が経営破綻や巨額のハッキングを受けるなどの事件を起こしたことがあるため、警戒が必要です。
バイナンスコインを取引することができる仮想通貨取引所は、FTXやKucoinなどがあるようですが、圧倒的多数はバイナンスです。
バイナンスコインでは、ビットコインやイーサリアムなど多数の仮想通貨とトレードできるだけでなく、米ドルやユーロなどの法定通貨ともトレードできます。
まとめ
バイナンスコイン(Binance Coin)のしくみと特徴、取引できる取引所について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- バイナンスコインはバイナンスのICOトークン
- バイナンスコインはバイナンスで活用すると手数料割引などの特典がある
- バイナンスコインのトレードのほとんどはバイナンスで行われる
2020年から注目を集めはじめ、2021年に一気にブレイクした仮想通貨が、バイナンスコインです。
バイナンスコインはバイナンスのICOトークンで、DeFiが注目を浴びはじめたことや、定期的なバーンによる希少価値の高まりなどの要因で、存在感が増しています。
バイナンスコインを活用するには、まずはバイナンスで口座開設し、クレジットカードで購入するなどの方法で手に入れ、トレードしましょう。