2021年に入り、価格のボラティリティが激しい仮想通貨市場にあって、仮想通貨投資をハイリスクハイリターンと感じているかたも多いでしょう。
しかし、仮想通貨の売買を最小限にしながら着実に稼ぐステーキングを行うと、リスクを軽減することが可能です。
この記事では、仮想通貨のステーキングとは?しくみとメリット・リスクについて説明します。
仮想通貨のステーキングとは?しくみとメリット・リスク
- 特定の仮想通貨を保有し、一定の条件を満たすことにより、その対価として報酬をもらうことができるしくみ
ステーキングは、その仮想通貨を保有する限り継続的に報酬を得ることができるメリットがあります。
株式投資における配当と似たようなしくみですが、配当が企業の業績に応じて決まるのに対し、仮想通貨のステーキングはサービスやブロックチェーンに対して付与されます。
仮想通貨の貸付を行い、その金利を得るレンディングとは異なります。
レンディングは金利が高い反面、一定期間は貸付した仮想通貨を売買できないため、投資のチャンスを逸する可能性があります。
それに対し、ステーキングは資金をいつでも投資に運用できるメリットがあります。
また、ステーキングは別途申し込みする必要がなく、自動的に行われます。
ただし、ステーキングはいつでも報酬を得ることができるわけではないため、安定性という意味ではレンディングに劣ります。
ステーキングの利益は、仮想通貨や預けている仮想通貨取引所により異なりますが、年率3~6%程度です。
ステーキングが行われる仮想通貨は、ビットコインのように取引承認のためにマイニングによるブロック生成を必要とするPOW(プルーフ・オブ・ワーク)ではなく、保有量に応じてブロック生成を行うPOS(プルーフ・オブ・ステイク)である必要があります。
ステーキングを行っている仮想通貨は、まだ種類が少なく、リスク・テゾス・エイダコイン・ポルカドットなどです。
国内の仮想通貨取引所で得ることができる仮想通貨のステーキングとしては、ビットフライヤーやコインチェックのリスクが有名です。
これらの取引所に、最低保有量である10LSK以上預けておくと、概ね毎週水曜日にステーキングとして一定量のリスクが付与されます。
取引所に継続的に仮想通貨を保有しているだけで、ほぼ毎週、報酬を得ることができるため、とても手軽で複雑な操作が不要です。
ただし、取引所に資金を入れたままにしておくことは、ハッキング等の被害に遭うリスクもあるため、注意しましょう。
まとめ
仮想通貨のステーキングとは?しくみとメリット・リスクについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 仮想通貨のステーキングは、特定の仮想通貨を保有するだけで自動的に報酬が付与されるしくみ
- ステーキングを行っている仮想通貨の種類は少ない
- 国内の仮想通貨取引所でも、リスクなどのステーキングを行うことが可能
仮想通貨のステーキングは、仮想通貨を売買することなく、ステーキング対象の仮想通貨を保有するだけで報酬が付与される、リスクの少ない投資方法です。
仮想通貨を貸付するレンディングと異なり、申し込み不要で資金も自由に移動できますが、ステーキングできる仮想通貨の種類は少ないです。
国内の仮想通貨取引所でステーキングを行いたいかたは、コインチェックやビットフライヤーのリスクからはじめると良いでしょう。