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ビットコインETFとは?意味と現状・今後

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ねこくん
ねこくん
相場的にも注目されているビットコインETFについて解説するよ

投資の世界には、ETF(上場投資信託)というものがあり、TOPIXなどの市場指数と連動した投資などに用いられています。

しかし、ビットコインETFをご存じの方は少ないのではないでしょうか?

この記事では、ビットコインETFの意味としくみ・仮想通貨価格への影響を紹介します。

ビットコインETFの意味としくみ・仮想通貨価格への影響

ビットコインETFの意味としくみ

ビットコインETFの意味としくみ
ビットコインETFとは
  • ビットコインの価格もしくはビットコイン関連の価格指標と連動する上場投資信託のこと

ETFは、ETP(上場投資型金融商品)の一つで、株式投資の世界では広く用いられています。

ところが、仮想通貨のETFは各国の規制が強く、なかなか実現しませんでした。

2021年2月、カナダでようやく世界初となるビットコインETFがはじまり、2月18日にトロント証券取引所に上場しました。

その後、わずか2日間で4億ドルをこえる取引がありました。

ビットコインETFは、ビットコインなどの仮想通貨を購入するよりも簡単です。

仮想通貨取引所ではなく、証券会社の売買のみですむためです。

また、2021年5月に入ってビットコイン価格は最高値の半分近くまで下落しましたが、カナダのビットコインETFは大きな影響を受けておらず、かえって需要を高めています。

2021年6月に入ると、ブラジルで南米初となるビットコインETFも運用開始しました。

ところが、アメリカにおいては度重なるビットコインETFの上場申請に対し、SEC(米証券取引委員会)はいまだに承認していません。

その理由は、ボラティリティの激しいビットコインのリスク、流動性の不透明さ、ハッカー対策などセキュリティ面の課題などが挙げられています。

ビットコインETFの仮想通貨価格への影響


ビットコインETFの上場申請
は、2013年のウィンクルボス兄弟が行って以来、複数の企業が申請しているものの、承認に至っていません。

しかし、カナダで初めてビットコインETFが誕生し、この動きが世界中で広がると、アメリカでも承認される可能性が高まります。

仮に、アメリカでビットコインETFが承認された場合、仮想通貨価格に非常に大きな影響を与えると考えられます。

可能性の一つとして考えられるのが、短期的にビットコインの売りが入り、ビットコイン価格が急落する可能性です。

現在は、カナダのビットコインETFがプレミア的な価値を持っていますが、アメリカでもビットコインETFが承認されると、そちらに資金が流出し、その結果としてビットコインそのものの価値下落へとつながる考え方です。

それとは逆に、アメリカでビットコインETFが誕生したことでロビンフッダーなどがこぞって購入し、価格の急騰をまねく可能性も考えられます。

仮想通貨取引所ではなく証券取引所で購入できることから、これまで仮想通貨には興味がなかった層からの資金流入となるためです。

巨額資産を持つ投資家には、ビットコインの購入にリスクが高いため敬遠しているかたも多くいると考えられますが、ビットコインETFはビットコインを保有するわけではないため、通常の株式投資と同じ感覚で利用できることで新規参入してくるかもしれません。

そうなると、結果的にビットコインの価格上昇につながっていくと予想されます。

ビットコインが上昇しても下落しても、その他のアルトコインは同じ値動きをする傾向にあるため、基本的にビットコインの値動きのみを気にしておけば良いでしょう。

参考までに、金ETFは2003年3月にオーストラリア証券取引所に上場しましたが、その後数年以内に世界中で金ETFが上場し、日本の東京証券取引所でも2008年6月に上場しています。

その過程で、金の価格は継続的に上昇していきました。

ビットコインと金を単純比較はできませんが、ビットコインでも長期的に同様の価格上昇があるとの予測も立ちます。

日本ではビットコインETFは認められていませんが、アメリカや欧州など世界各国で申請および承認が相次ぐことになれば、日本でも実現する可能性はあるでしょう。

まとめ

ビットコインETFとは?意味と現状・今後のまとめ

ビットコインETFの意味としくみ・仮想通貨価格への影響について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

まとめ
  • ビットコインETFとは、ビットコインの価格もしくはビットコイン関連の価格指標と連動するETFのこと
  • カナダやブラジルなどでビットコインETFが承認されている
  • 仮にアメリカでビットコインETFが承認されると仮想通貨価格に大きな影響を与える可能性がある

ビットコインETFは、ビットコインの価格などに連動したETFで、一般の証券取引所で株式投資のように売買することが可能です。

2021年2月に、カナダで世界初のビットコインETFが誕生していますが、アメリカなど世界中のほとんどではビットコインETFが認められていません。

もしアメリカのSECがビットコインETFを承認した場合、ビットコイン価格は下落する、上昇するいずれの予測も立ちますが、いずれにせよ仮想通貨価格に大きな影響を及ぼすでしょう。

編集長
はじめて暗号資産 編集部
金融を中心に100超のWebメディアを運営する法人の代表。元証券会社社員。
暗号資産の億り人に出会い、暗号資産の世界にどっぷり浸り当サイト運営を開始。

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