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仮想通貨(ビットコイン)のクジラとは?意味と価格への影響、トレードへの活かし方

ビットコインなど仮想通貨の値動きは非常に大きいですが、その理由の一つに挙げられているのが、クジラと呼ばれる存在です。

クジラと聞いて、海洋生物の鯨のように大きい存在というイメージはなんとなく浮かぶでしょうが、仮想通貨のクジラとは具体的にどのような存在なのか、仮想通貨投資を行う上で詳しく知っておくべきです。

この記事では、仮想通貨(ビットコイン)のクジラの意味と価格への影響、仮想通貨(ビットコイン)のクジラをトレードに活かす方法について紹介します。

仮想通貨(ビットコイン)のクジラの意味と価格への影響

仮想通貨(ビットコイン)のクジラの意味

仮想通貨(ビットコイン)のクジラの意味
仮想通貨(ビットコイン)のクジラとは
  • 特定の仮想通貨の大口所有者のこと

クジラは、個人や企業、事業体など様々で、発行済みのビットコインの約40%を約1,000のクジラが保有していると言われています。

この約1,000のクジラはアカウント数で数えているため、複数名義のアカウントを保有している場合や、家族名義でアカウントを開設している場合などを考慮すると、さらにクジラの数は絞り込めると考えられます。

仮想通貨(ビットコイン)のクジラの価格への影響

仮想通貨の中で最大の取引量をほこるビットコインでさえ、株式投資や先物取引などを含む投資市場全体に占める割合はごくわずかなため、クジラが巨額のビットコインを売買すると、価格に大きな変動をもたらすことがあります。

また、クジラが意図的に仮想通貨の価格を操作している可能性も高いです。

昔からの長期保有者の影響

クジラは、2008年10月31日にビットコインが誕生して以来、もしくはまだ価格が安かったころより保有している個人の可能性があります。

しかし、ビットコインの価格は継続的に上昇しており、投資家心理としてビットコインの価格が購入時の10倍や100倍になったら利確するのが普通なため、昔からの長期保有者の数はそれほど多くないと考えられます。

億り人の影響

次に、2017年にビットコインの価格が1月の約10万円から12月には200万円を超えた時期に、ビットコインを購入しクジラになった個人や団体もあります。

この時期に仮想通貨を購入し、大きな利益を得ることができたかたは「億り人」と呼ばれ、その中には投資の素人も多く含まれていたため、利確ができずに逆に大きな損失を抱えたケースも相次ぎました。

資産家の影響

クジラと呼ばれる存在になるにはかなりまとまった資金が必要なため、大手企業の幹部クラスやベンチャー起業家、不労所得を得ている富裕層などが多くビットコイン等を購入したと考えられます。

2018年以降、仮想通貨全体の価格が急落しましたが、そのタイミングで仮想通貨市場に参入したクジラもいるでしょう。

機関投資家の影響

そして、2020年初頭よりクジラのアカウント数が急増しましたが、その多くは機関投資家だと言われています。

2017年までは個人投資家が多かったため、仮想通貨市場全体が投機的な値動きをしましたが、投資のプロの機関投資家がクジラとして多く参入したことにより、市場の成熟につながっていると言えるでしょう。

ビットコインなど仮想通貨全体の取引は匿名性が高いため、具体的に誰がどの程度の仮想通貨を保有しているか、その実態を把握するのは容易ではありません。

ただし、ビットコインなど多くの仮想通貨はブロックチェーンを採用しており、取引台帳がオンラインで公開されているため、一度に巨額の仮想通貨の売買があった場合は、クジラが関与している可能性が高いことになります。

有名人や著名人の影響

有名人や著名人が仮想通貨の大口所有者、つまりクジラであると明かすことがあり、彼らがツイッターなどのSNSなどで発言することにより、大きな値動きを見せることがあります。

2021年より仮想通貨に関し、ツイッターで多く発言をして仮想通貨市場に活発化や混乱を巻き起こしたのが、米テスラのCEOイーロン・マスク氏です。

まず、マスク氏は2021年1月29日に自身のプロフィールに「#bitcoin」と載せ、それを見た多くのフォロワーがビットコインを買ったため、ビットコインの価格は過去最高値を大きく更新しました。

2月には、ビットコインでテスラ車を購入可能ともツイートし、宇宙開発を示唆するような発言時には1BTC=600万円を超えました。

その他にも、実用性があまり見込まれずジョークのつもりで発行されたと言われるドージコインも、マスク氏が薦めたという理由で本来の価値を超えて急上昇しました。

これらの仮想通貨を買い支えたのは、ロビンフッダーと呼ばれる個人投資家達です。

ところが、マスク氏やテスラ社のビットコイン巨額売却に端を発し、ビットコインのマイニングが電力を大量消費することを理由に、ビットコインによるテスラ車の購入を取りやめるなどツイートし、ビットコインの価格は最高値時の半分程度にまで落ち込みました。

マスク氏の発言は極端な例ですが、過去にもモルガン・スタンレーやゴールドマンサックスのCEO・有力者による発言で何度も仮想通貨の価格は大きく影響を受け続けています。

仮想通貨(ビットコイン)のクジラをトレードに活かす方法

仮想通貨(ビットコイン)のクジラをトレードに活かす方法

クジラによる巨額の取引や発言により、ビットコインなど仮想通貨の価格は大きく左右されます。

これは、クジラの動きを予測し把握することによって、利益を得ることが可能ということを意味します。

クジラが仮想通貨市場にもたらす影響は他の投資とは比較にならないほど大きく、ビットコインなどのメジャーな仮想通貨よりも、これまで聞いたことのないような仮想通貨の方が大きな利益獲得のチャンスとなることがあります。

多くのかたは、クジラが大量購入したタイミングで購入(またはその逆)をするでしょうが、それは高値づかみとなる可能性が高く、あまりおすすめの方法ではありません。

クジラの多くが機関投資家であること、SNS等で情報発信をして価格操作できることを考えると、大きな値動きや発言があったときは、その逆張りをするトレードがおすすめです。

マスク氏が仮に価格操作をしていたと仮定すると、まずはビットコインの良い噂について発言し、ビットコインの価格を大幅に上昇させます。

続いて、ビットコインに関するネガティブな情報を出しますが、その前にビットコインを売却しておきます。

それを繰り返すと、クジラはマッチポンプのような方法で利益を上げることが可能ですが、その行動の逆手をとってトレードすると、良いでしょう。

つまり、クジラがしかけた価格変動を追いかけるのではなく、クジラの発言や行動で価格変動した後に反転するタイミングで売買するのです。

これには長期的な視点でチャートを見る必要があります。

まとめ

仮想通貨(ビットコイン)のクジラとは?意味と価格への影響、トレードへの活かし方のまとめ

仮想通貨(ビットコイン)のクジラの意味と価格への影響、仮想通貨(ビットコイン)のクジラをトレードに活かす方法について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

まとめ
  • 仮想通貨のクジラとは、仮想通貨の大口所有者のこと
  • 仮想通貨のクジラの行動は仮想通貨市場を大きく左右する
  • 仮想通貨のクジラの動きを把握しトレードに活かすことが可能

ビットコインなどの仮想通貨取引にはクジラと呼ばれる存在があり、そのクジラの行動は仮想通貨市場の価格を大きく左右します。

仮想通貨のクジラとは仮想通貨の大口所有者のことで、その実態を正確に把握することはできませんが、仮想通貨に関する著名人の発言などを分析して、トレードに活かすことが可能です。

編集長
はじめて暗号資産 編集部
金融を中心に100超のWebメディアを運営する法人の代表。元証券会社社員。
暗号資産の億り人に出会い、暗号資産の世界にどっぷり浸り当サイト運営を開始。

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