SBI VC Tradeは、ネット証券大手のSBIグループが提供している仮想通貨取引所です。
大手ならではの安心感があり、仮想通貨初心者にも使いやすいと評判です。
この記事では、SBI VC Tradeの特徴と主なサービス・取引手数料、SBI VC Tradeの入出金方法と入出金にかかる手数料について説明します。
SBI VC Tradeの特徴と主なサービス・取引手数料
SBI VC Tradeは2016年に設立された仮想通貨取引所で、2017年後半以降の仮想通貨バブルに伴い、利用者が急増しました。
その当時は、仮想通貨取引の初心者が多く参入したため、初心者に使いやすいSBI VC Tradeが人気を博しました。
また、SBIのCEO北尾吉孝氏が仮想通貨のリップル社に出資するなどしており、2021年になってリップルの価格が高騰していることから、SBI VC Tradeの人気が再燃しています。
SBI VC Tradeの特徴と主なサービス
SBI VC TradeのWebブラウザ版には、販売所形式の「VC Trade」と、取引所形式の「VC Trade Pro」があります。
投資初心者には、シンプルに仮想通貨を売買できるVC Tradeがおすすめですが、株式投資やFXなどで板取引に慣れているかたは、VC Trade Proでコストを抑えながら取引することもできます。
スマホアプリは「VC Trade SP」があり、こちらは販売所形式・取引所形式いずれも利用できます。
取引可能な通貨は、リップル・ビットコイン・イーサリアムの3種類のみのため、他の仮想通貨取引所と比較すると少ないです。
3種類では物足りない、または他の仮想通貨も取引したいかたは、他の仮想通貨取引所との併用も検討しましょう。
取引は500円から可能で、注文の際に日本円の金額と仮想通貨の数量、いずれかから選ぶことができるため、初心者にも安心です。
レバレッジをかける取引は利用できません。
午前6時~7時の1時間は、毎日定期メンテナンスを行っており、セキュリティには万全を期しています。
ただし、メンテナンス時間帯には取引ができないため、注意しましょう。
SBI VC Tradeには、「貸暗号資産サービス」と呼ばれる、銀行の定期預金のようなサービスがあり、これを利用して資産を増やすことも可能です。
利用するためには、別途レンディング専用口座を開設し、その口座に仮想通貨を貸し出すことで、数量や期間に応じて利用料を受け取ることができます。
SBI VC Tradeで使用するチャートは、初心者にもわかりやすく、スマホのみでも十分な機能を備えています。
インジケーターの種類が豊富なため、上級トレーダーでも満足できます。
SBI VC Tradeの取引手数料
取引手数料がとても安く、コストを抑えながらの取引、SBI VC Tradeはとても優れていると言えます。
カスタマーセンターの評判も良く、何かトラブルがあった場合には平日の9時~17時の間に問い合わせることができます。
SBI VC Tradeの入出金方法と入出金にかかる手数料
SBI VC Tradeでは、入金の際には手数料が必要ありませんが、出金の際には手数料が必要です。
SBI VC Tradeの入出金は、住信SBIネット銀行を利用すると速く便利な上、出金手数料も安くなるためおすすめです。
他の金融機関を利用した場合、出金手数料は出金額が3万円未満の場合160円、3万円以上の場合250円必要ですが、住信SBIネット銀行だと一律50円です。
住信SBIネット銀行と連携することにより即時決済も可能なことも、おすすめの理由の一つです。
SBI VC Tradeへの入金方法
SBI VC Tradeへの入金方法は、ログイン後に「入金」タブを選択し、日本円の入金額を入力します。
次の画面で、取引パスワードを入力する必要があります。
その後、利用銀行を選択し、住信SBIネット銀行の場合はユーザーネームとパスワード、JALNEO BANKの場合はお客様番号とパスワードを入力してログインします。
ここで、住信SBIネット銀行のスマート認証を利用すると、スピーディーに手続きが完了します。
もし、仮想通貨で入金したい場合は、基本的な入金方法は同じです。
SBI VC Tradeで表示されたアドレス宛に、ウォレットより入金する仮想通貨の金額を入力し、送付しましょう。
リップルの場合のみ、宛先タグの入力が必須となっています。
また、入金が反映されるまでに、時間を要する可能性があるため注意しましょう。
SBI VC Tradeへの出金方法
SBI VC Tradeへの出金方法は、ログイン後に「出金」タブを選択すると、出金可能額が表示されます。
この際、出金先の銀行口座を登録していない、もしくは変更する場合は、SBI VC Tradeのカスタマーセンターに連絡し、登録手続きを行う必要があります。
「新規登録出金銀行口座依頼書」をプリンター等で印刷し、運転免許証等の本人確認書類のコピーを添付して、切手不要の返信ラベル付き封筒でSBI VC Tradeのカスタマーセンターまで送付します。
口座登録完了後、出金する銀行口座を選択し、出金可能額の範囲内で出金申請をしましょう。
その際、取引パスワードを入力する必要があります。
出金反映までの時間は、利用する金融機関ごとに異なります。
仮想通貨を出金したい場合は、送付先ウォレットのアドレスを入力し、出金手続きを完了させましょう。
リップルの出金の場合のみ、新しいアドレスを有効化させるために初回最低送付量が20XRP以上となります。
SBI VC Tradeから仮想通貨を出金する際に、Cool X Walletというカードを発行する必要があります。
Cool X Walletを使うためには、スマホに専用アプリをインストールし、Bluetooth等でペアリングする必要があります。
この時、GPS機能をONにしておきましょう。
そして、スマホとカードとの連携により、ウォレットを作成します。
その後、ウォレットを活用しての仮想通貨の入出金がスムーズにできます。
まとめ
SBI VC Tradeの特徴と主なサービス・取引手数料、SBI VC Tradeの入出金方法と入出金にかかる手数料について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- SBI VC TradeはSBIグループが提供する仮想通貨取引所
- SBI VC Tradeが取り扱う仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアム・リップルのみ
- SBI VC Tradeは入金手数料が無料で出金手数料も安く、住信SBIネット銀行を利用すると便利
大手ネット証券のSBIグループが設立したSBI VC Tradeは、初心者が使いやすい仮想通貨取引所です。
取り扱う仮想通貨の種類はビットコイン・イーサリアム・リップルの3種類のみですが、チャートが使いやすく操作性も良いため、人気が高いです。
仮想通貨の取引だけでなく、仮想通貨を貸し出すサービスにより利益を得ることもできます。
SBI VC Tradeの入出金は、日本円の場合はSBI VC Tradeを利用するととても便利で、特に出金手数料が出金額に関わらず50円のみです。
仮想通貨を入出金する場合は、Cool X Walletをスマホとペアリングして利用します。